熊本のいま:交通状況について

復興情報, 観光

kumamotonow2熊本在住の友人からのメールです。今回は熊本の交通状況について教えてくれました。

1.道路状況

熊本地震では、阿蘇大橋の崩落現場ばかり報道されていますが、現在も国道・県道を含めて、未だに通行止めになっているところがあり、大きく迂回する必要があるところもあります。

特に通行止めによる影響が大きいのは、次の4か所です。

(1)熊本と阿蘇の間 国道57号(道路崩落による通行止め)

国道57号の復旧は、新たな道をミルクロードにそって大きく北側に作り、二重峠はトンネルで抜けるというルートになるようです。今からトンネルを掘るので、数年を要する見込みです。

現在の迂回路は、ミルクロードから赤水に抜ける道です。道幅は広くなく坂と曲がりが多い道に大型も通ります。外輪山を越えるので、冬季の凍結が心配です。

(2)阿蘇と南阿蘇の間 国道325号(阿蘇大橋崩落による通行止め)

国道325号阿蘇大橋の崩落は、報道によってよく知られているところです。応急的な迂回路を通れば国道57号側に抜け、阿蘇市方面に行くことが出来ます。国道265号は道幅は広いのですが大回りになります。阿蘇パノラマラインも吉田線のみ応急復旧工事が完了し9月16日から昼間の片側交互通行が可能となりましたが、南阿蘇および赤水からは通行止めのままですので通り抜けはできません。

(3)熊本と南阿蘇の間 南阿蘇やすらぎロード(俵山トンネル崩落による通行止め)

俵山トンネルは、年内に復旧する予定です。しかしながら路線上の複数の橋が損傷を受けていますので、旧道を拡幅等することで対応するようです。ここが復旧すると南阿蘇方面への大きな動脈になります。現在の迂回路はグリーンロードです。ここは道幅は狭く坂と曲がりが多い道です。冬季の凍結が心配です

(4)菊池と南阿蘇・産山の間 菊池阿蘇スカイライン(斜面崩落等による通行止め)

菊池阿蘇スカイラインは、急斜面に沿っているので、崩落した場所への対策で復旧に時間がかかりそうです。迂回路は、国道387号かミルクロードへ戻るしかありません。

 

最新の情報は、国土交通省の地図

http://www.qsr.mlit.go.jp/bousai_joho/tecforce/pdf/asoaccess

をご覧ください。

 

これら4か所以外にも、県道・市町村道を中心に各所で寸断されています。

観光等で阿蘇方面にお出かけになる予定の方は、道路地図の会社が出している県別や地域別に道路地図と観光案内が一緒になった冊子があり、この中に熊本地震対応版と表示してあるものが出版されています。地震による道路の交通規制や迂回路などが詳しく説明してあります。コンビニや書店の道路地図コーナーにありますので、ご利用されてはいかがでしょうか?

 

2.鉄道状況

鉄道は、JR豊肥本線(あそ高原線)と、南阿蘇鉄道(旧国鉄高森線)の両方とも被害を受けています。

(1)JR豊肥本線の立野から赤水間は、線路災害(土砂流入)が発生しているため、運転再開にはかなりの期間を要する見込みです。豊肥本線の代行バスは、地元の学生対象に実施されていましたが、現在一般の方にも開放しています(pdfファイルが開きます)。ただし、主に地元の学生の通学支援のため運行で一般の方もご利用できますが、学生の優先利用をお願いします。

(2)南阿蘇鉄道は、高森と中松間で運転を再開しています。立野と中松間は被害が大きく、また自力での復旧も困難なので義援金や被災枕木オーナーを募集しています。この区間には、日本最長 (136.8m) の鉄道用トレッスル橋、北向山の原始林の眺め、駅名が日本一長い「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」など、観光資源も豊富なので、一日も早い復旧を祈念します。

 

3.航空の状況

空港施設には被害がありましたが、運行は通常に戻っています。空港発着や経由のバスにルート等の変更があるようですので、ご注意ください。

 

アパートや賃貸住宅も地震の被害を受け、私の通勤路で見える範囲だけで、地震後3か所が取り壊しで更地になり、さらに取り壊し中が2件あります。うち1か所は再アパートとして新築中です。
みなし仮設(アパート等を仮設住宅とすること)申請が1万件を超えたそうですが、今から家を解体する人、建築期間中の住まいを探す人でアパートの需要は更に増えそうです
家を建て直す余力がない方も多いでしょうし、家賃補助が終了する2年後の課題もあります。

 

応援をひとこと!